こんにちは!今回もゲスト寄稿です。
SES事業での起業の話や、SES事業立ち上げの転職をしたいという人からの相談を受けることがあります。
その中でよく、SES事業を成功させた先に何を得るのかという質問を受けます。今回は特に金銭についての話を解説していきますね。
なお、タイトルで気づいていただけたかもしれませんが、創業者で株式を多く保有している人以外はたいした収入にならないよと言う話をしていきます。高い金額を期待している方には申し訳ないですが読んでいただけると嬉しいです。
- SES系のベンチャーに誘われている
- SES系のベンチャーに入社して、ストックオプションに関わることがありそう
会社が成功したらどの程度の現金がもらえるの?

ストックオプションで株式をもらおう
起業やベンチャーへの入社をするのであれば、お金がどれくらいもらえるのかは気になるところですよね。
お金は通常、ベースの給与と賞与で考えることになりますが、起業やベンチャーの場合はストックオプションと言う制度をつかって、株をもらうことができる可能性があります。
ストックオプションはどうやって価値を計算するの?
結論から先に申し上げますと、大した金額にならないよというお話です。
ストックオプションは株式なので、会社の価値に連動して変化します。
ストックオプションは以下の計算式で価値を測ることができます。
(ストックオプションの価値)=(会社全体の株式価値)*(ストックオプションによる株式保有率)
それぞれ見て行きましょう。
会社全体の株式価値はどれくらい?
株式価値と言うのは、会社の時価総額と同額になります。時価総額は、会社の株式単価と、株式数をかけ合わせることで計算できます。
基本的にSES企業の価値は数億円になります。
会社の価値は過去の記事を参考にしてくださいね。
また、時価総額がかなり高くなった事例としてはギークスがあります。
上場しているので数字の確認ができます。早速確認してみましょう。
上場しているギークスの2019年12月30日時点の時価総額は178.1億円です。

ギークスの場合は、会社のすべての株をあわせると、178.1億円の価値があると言うことになります。
ただ、ギークスの場合は、SES事業以外にも事業を保有している上に、保有している事業がSES事業と相性の良い事業となっています。そのため高い時価総額になっているんですね。
現実的な時価総額として、数億円程度という認識でいてください。
ストックオプションによる株式保有率
ストックオプションは株式と同じ価値がありますが、配布される量はある程度限られています。
結論として、ストックオプションは一人あたり平均0.34%の付与になります。
(0.34%とは、会社全体の株式を100%として0.34%という意味です。)
※「0.34%」と言う数字に興味がある方は、コチラの記事を見てください。
ストックオプションはどれくらいの価値があるの?
自分たちの作ったSES企業が3億円の価値になったとして、102万円(=3億円*0.34%)の価値になります。
3億円というのは、過去のSES事業のM&Aでみると比較的大きな組織です。SES事業を行うのが初めてで、営業組織やエンジニア確保がうまくできない会社ではだいたい1~2億円の数字がついて良い方でしょう。その場合ですと、70~50万円程度にしかなりません。
ストックオプションをあてにして会社を選んではいけない

先述のとおり、ストックオプションはたいした金額にはなりません。
収入と言う面で考えると、大手企業のボーナスのほうが高いですよね。
なので転職するときにストックオプションでの収入に期待しないほうが良いです。
ベンチャーに入る場合は、「将来経営者になりたいので会社の拡大を見たい」というかたや「大手であまり給与がもらえなかったからベンチャーに転職して給与を上げる」と言う人位でないと転職後に泣きを見る方が大半です。
もちろん事業内容や職域などのやりがいに対して入社しているかたもいるので、一概にいえないですが、収入と言う面で考えるとマイナスでしかないです。
ベンチャーだからといって、過度な期待はせずに仕事を選ぶようにしてください。