先日、とあるSES営業の会社に遊びにいきました。
そこでみたマネジメントの光景に違和感を感じたので備忘録。
過去の営業会社のマネジメントはどうだったのか
過去、情報格差でマネジメントをすることが正しいという時代がありました。
その時代では、上司は、部下に対して情報を制限することで、メンバーマネジメントをしていました。
組織の戦略の一端をモチベーション高く実行させるために、
- メンバーの士気が下がるような情報は公開しない
- 特定のメンバーを吊し上げて、他のメンバーの士気を高める
など、現代の一般的な会社では考えられないようなマネジメントがあたりまえにありました。
現代では通用しなくなった旧式マネジメント
情報格差を利用したマネジメントは、現代では通用しなくなりました。
通用しなくなった背景として、インターネットの普及が挙げられます。
インターネットの普及によって、誰でもほしい情報にアクセスできる様になったのです。
これによって、会社の上司と部下の間にあった情報格差がなくなったのです。
部下も情報を持ったことによって、正しい意思決定ができる様になりました。
上司はこの「意思決定」をマネジメントする必要がでてきたのです。
現代のマネジメント
意思決定のマネジメントが必要になったことで、上司の仕事がかわりました。
意思決定を正しく行わせるために、部下にたいして、
- 精神衛生状態を健全に保つ
- 想像的、革新的な発想ができる様に自由闊達な意見を出せるような環境をつくる
が必要になってきました。
時代に取り残されたマネージャーたち
ここまでの背景を理解しておらず、現在も旧式のマネジメントを行っている会社が複数有ります。
先日、私が伺った会社もそうでした。
特に驚くべきことは、旧式のマネジメントを行っている会社の上層部は、時代に遅れていることに気づいていないということです。
もちろん、自身で情報をとりに行かないような従業員を管理するには、旧式マネジメントのほうがあっているかもしれません。
とは言え、そんなレベルの低い組織集団を作っても、社会的意義、人間的成長は見込めません。
現代で必要なのは、組織集団としてよりよい組織になるために、常に危機感を持って組織をマネジメントする目を養い続けることだと思います。