SES営業の一日の動き

ノウハウ

SES営業をとある会社でやっていたので一日の動きをまとめてみます。

私のはたらいていた会社は以下のような企業でした。

  • 営業人数7名
  • 自社要員ゼロ名
  • 営業間の連携は基本的になかったが、途中から組織化した
  • SES事業部以外に開発事業部があった

営業人数が急拡大していったり、取引先企業として有名企業がどんどん出てきたので急成長感がありました。社会人としてとても楽しかったのを覚えています。

SES営業の行っていること

他の記事に記載しましたが、SES営業は大きな流れとして、以下の流れで動いています。

①営業面談の予定をおさえる
②実際に営業面談に行く
③要員/案件を提案する
④エンジニアと面接にいく
⑤オファーをもらう
⑥稼働開始

各手順に対して様々具体的アクションを行っていくことになります。

業務の流れをみてみよう

一般的な営業と変わらないとおもいますが、以下の流れで仕事をこなしていきます。

  1. 朝会(朝礼)
  2. 案件要員情報のメール送信
  3. テレアポ
  4. 昼食
  5. アポイントの事前準備
  6. アポイント
  7. 翌日アクションの準備
  8. 夕会(終礼)
  9. 壁打ち

だいたい上記の流れです。

(私は不動産営業の経験もあるので、SESだけではなく、他業界の営業とあまり変わらないのかなと思っています。)

細かな内容については別の記事で今後説明していきます。

また、前回の流れ以外にも、緊急対応が多くあります。

  1. パートナー企業の担当営業と連絡がつかなくなる
  2. これまで普通に出社していたエンジニアが急に出社しなくなる
  3. エンジニアが来週退職したいと突然言ってくる
  4. 入れているエンジニアの香水がきつすぎて入場先にファブリーズを持っていく

(4については私だけだと思っていたのですが、よくある話みたいです・・・)

他にも強烈なトラブル等はありますが、関係者にご迷惑をかける可能性モあるのでふせさせていただきます。

SES営業を1年以上やっている人は、ほぼ必ずと言ってよいほど、トラブルに関わった経験があるのでそのお話を聞いてみるのも面白いかもしれませんね。

営業の給与はどうなっているの?

私の会社は基本給とインセンティブがもらえました。

基本給は何もせずにもらえる金額であり、

インセンティブは、営業個人の実績(売上)から計算してもらえる金額でした。

確かインセンティブは、自身の生み出した営業利益の10%をもらえるというルールだった気がします。

(純利益だったかもしれません・・・。

思い出したら修正します。)

基本的にSES営業の給与形態は基本給重視かインセンティブ給重視のどちらかだと思います。

■基本給重視の利点

  • 自身の成果が生活に影響をあたえないので、新たな挑戦が行いやすい
  • 自身の成果ではなく、チームの成果で考えることができるので、役割を明確に分けることができる(売上にかかわらないが大切な部分に担当をつけることができる)
  • 組織間の連携がしやすく、協働性や人間的成長がしやすい

■インセンティブ重視の利点

  • 自身の努力がお金に反映されるので、金銭報酬によるモチベーションを保ちやすい
  • インセンティブを重視している営業が会社に集まりやすいので、価値観の近い人と一緒に働くことができる
  • 成果を出している人は注目されやすい

SES営業をやることで成長できること

会社や一緒に働くひとによって大きく変わるとおもいますが、仕事を通じて得られることは以下だと思います。

  • 業務がルーティン化されるので、自身を律して行動がきるようになる
  • 業務がルーティン化されるので、予定を組み立てたり、戦略を組み立てることができるようになる
  • トラブルへの対応力、準備力が身につく
  • 営業から契約、経理まで行うのでビジネス感覚が身につく、起業しやすい。
  • IT関連全般に詳しくなる

SES営業をやる上で気をつけたほうが良いこと

  • IT関連全般は詳しくなるが、深くは理解出来ない
  • 関わる人が社会人として不真面目な人が多い。そのため自身を律することができないと吸収できることがかなり少なくなる。(先輩社員が仕事に対して真摯で活躍している人物である場合は別。)
  • インセンティブ重視の場合、成果がでないと会社に居づらくなる。それによって退職する人もいる
  • トラブルが発生した場合に、自身でむきあうことができないと、将来ずっとトラブルや課題から逃げる癖がついてしまう。(SESのトラブルはお金が関わり、かつ関わる会社が多いので社会人生活初期でのトラブルとしては辛い)

SES営業をやって、良かったのか悪かったのか。

私はSES営業をやって良かったです。

よかったと言っているのは、会社の先輩やグループ会社が作る環境がよかったからです。

どの業界に行っても使えるスキルを伸ばしていただけたので大変勉強になりました。

  • 人間的成長を求めて来る人が先輩だった。またその成長がなぜ必要かを説明してくれた。
  • 自身の行っている仕事のアクションにたいして、「なぜ自分がその行動をとっているのか」を考えさせられる職場であった
  • 営業企画がいた。そのため、自身のアクションのコントロール方法がわかった。注力すべきとことに注力し、不要な部分は捨てるということがわかった
  • PDCAを回すということの本当の意味がわかった。改善をする方法とそのアクションを実際に行うことのむずかしさと重要性がわかった
  • 数字で語ることの価値がわかった

まとめ

SES営業はいろんな業界と関わることができたり、会社の意思決定者に合うことができます。

また、売上発生の全体を一人で見ることができるので、将来起業したい人にはとても良い環境だと思います。

ただ、業界としても未熟な部分があるので、入社する会社のレベル感は確認したほうが良いと思います。

このように言っているのは、自身のキャリアを考えたときに、今回入社する会社が、次に入社する会社につながるからです。

就業観が変わってきている中で、就寝雇用は期待しないほうがよいですし、従業員もずっと同じ会社で働くという前提では無いと思います。

次のキャリアを見据えた上で

自分が楽しいかではなく、自分が人間として、社会人として成長できるかを考えて会社を選んでほしいです。

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