メルカリ人事がメディアにでていました。
よく読んでみると元ギークス渋谷さんじゃないですか!
実は元ギークスが数名メルカリに転職していたことは知っていたのですが、メディアに出ていたとは知らなかったです。
(渋谷さんイケメンだしそりゃでるよな・・・元ギークスはイケメン美女多かったなそういえば・・・)
これをみていて、SES営業の次のキャリアには何があるのかということを考えます。
SES営業の王道転職パターンはこんな感じというイメージで読んでください。
いま持っているスキルはなにか
転職は結局のところ、企業が必要な人かどうかによって採用可否が分かれます。
必要な人かどうかは、必要とするスキル、経験をもっているかにかかっているため、一度スキルの棚卸しをしてみます。
スキルの棚卸しをする際、ポータブルスキルとテクニカルスキルに分けて考えます。
SES営業が持っているポータブルスキル
ポータブルスキルは、環境が変わっても発揮できるスキルのことです。
SES営業が持っているポータブルスキルは・・・
- 事業構造やビジネス構造の把握
- マネジメント
- 組織としての仕組み化
- 契約書作成の一般的な流れ
SES営業が持っているテクニカルスキル
テクニカルスキルは、その業界や領域でしかつかえない能力のことです。
つまりは畑違いの職場に行くと、全くつかえないスキルのことです。
SES営業が持っているテクニカルスキルは・・・
- 営業組織構築
- 人材領域の知見
- リボンモデルの営業
- 業務委託領域における採用知見
簡単に考えてみましたが、上記を挙げることができました。
持っているスキルからキャリアプランを考える
次のキャリアでできそうなことは以下です。
これらは実際に転職している人がおり、かつ現職でも活躍をしている人がいるという点を踏まえて記載しています。
トップセールスマン
営業プレイヤーとして一流になる道がこれです。
トップセールスマンと言っても、SES営業では、会社の報酬ルールがあるとおもいますので、年俸を上げたい場合は転職をするか、完全歩合制に切り替える、業界を変えるという手段も必要になります。
プレイヤーとして一流になるには、結果から逆算してアクションを絶えずするGRITと、遂行達成能力を一流まで伸ばさなくてはなりません。
営業組織の管理職
今の営業、組織管理というスキルを伸ばして、営業組織の管理職になるパターンです。
このパターンは簡単そうにみえて、実は難易度の高いパターンです。
上場企業クラスでいうと、同期が50人くらいいる会社で部長になれる人は1名程度だと言われています。ですので、実現可能性2%(50人に1人)の狭き門です。
また、この部長というポジションは、マネジメント能力が高くないといけません。
部下が手柄を持ってきたときには、褒めて伸ばすチャンスなので、全力で褒めます。
逆に、部下が失敗したときは、失敗を自らが被ることも多くあります。
部長への昇格は成果だけではなく、人間性も評価される稀有なことなのです。
人材事業の商品企画
人材領域、リボンモデルの知見を活かして商品企画になるというパターンもあります。
商品企画として企画できそうなものは人材事業にかぎられるので・・・
- 会社説明会や合同説明会などの採用イベント
- マッチングサービスのコンテンツ、サービス企画
といったところでしょうか。
商品企画チームとしても、営業上がりのメンバーの意見や視点はとても重要です。
営業が売りやすい商品を作ることで、会社としての販売力がより高まるといった効果もあります。
ただし、サービス企画になる場合は、人材領域における知見はあるものの、ITサービス開発における知見はあまりないはずなので、かなりの努力が必要になります。
バックオフィス
実は私のおすすめはこれです。特に事業会社の採用人事。
冒頭に書いたメルカリ人事なんかはこれですね。
会社の全体像を見てきた経験、人事領域の業務経験から、バックオフィスへの転身が可能です。
事務職や、会社の採用担当等もできるでしょう。
法務は専門知識がそれなりにないとできないので、かなり険しい道になります。
採用は特にSES営業との親和性が高いです。
SES営業が普段行っているリボンモデルの片側を行うだけで良いですからね。
(とは言え他にも勉強しないと行けないことはたくさん有ります。最近は採用だけでは泣く、採用広報という考え方が一般的になりつつあるのでより大変かも。)
特に業務委託の採用を構造的に理解し、説明できる人は少ないと思いますので、転職したときに価値発揮をできる可能性はおおいにあります。
総論
転職するときのコツは自身の持っているスキルを、必要としている会社に行くことです。
業務委託の採用について、知っている人がいない会社に行くことで、自身の価値を周囲と比較してアップすることができます。なので事業会社の業務委託採用担当なんかは特におすすめ。
また、SES営業は人事の側面を強く持っているので、両面(クライアントとカスタマー)営業を経験していた人にとってはとても良い転職先候補なのではないでしょうか?
今後、会社の業務委託比率も高くなると言われているので、より市場価値を発揮しやすいキャリアになると思います。
SES営業という仕事は学びの多い仕事です。
この仕事から何を学ぶかによって、次のキャリアに大きく影響を与えます。
次のキャリアの方針をきめて、どの能力をのばすか考えながら仕事ができると、自身の成長スピードもより高まります。日々の業務を疎かにせず、キャリアを積み上げて行きましょう。
転職を考えている人におすすめの書籍
転職を考えている人におすすめの書籍です。転職市場の考え方や年俸についての考え方が変わります。一度読んでから転職やキャリアについて考えるとこれまでの行動を正しく振り返ることができます。