もう月初だね。
請求書は作成できているかな?
それがまだできていないんです。
精算幅の計算に手間がかかってしまって・・・
精算幅の計算は難しいよね。
計算は面倒なので、計算用のエクセルを作って置くと時間を短縮できるよ。
支払う金額の計算方法を理解しよう
このページにたどり着いたあなたはSESの営業でしょうか?
フリーランスエンジニアでしょうか?
それとも企業の労務や経理担当でしょうか?
どの立場にしろ、精算幅と言うのは、日常生活では聞かないですし、なんとなくとっつきにくいですよね。
この「精算幅」について、しっかりと理解していないと後で痛い目をみるかもしれません。
お金を扱う身として、しっかりと理解しておきましょう。
精算幅とは?精算幅の意味
精算幅とは?基本的な意味を理解しよう
精算幅というのは、支払い金額の計算方法です。
「いっぱい働いたら多めに払うね。あまり働かなかったら少なめに払うね」という約束、と認識していただければ概ね問題ありません。
今月はいつもより10時間多く働いたので、10時間分のお金をください
今月はお休みをいっぱいもらって、いつもより50時間働いていないので、50時間分支払いは低くてOKです
上記の発言は感覚的に理解できると思います。
精算幅の話をされた場合は、以下の方針であると認識しましょう。
- 月の稼働時間が基準時間内に収まった場合は、予め決めた金額を支払う
- 基準時間より稼働時間が多かった場合は、予め決めた金額にプラスした金額を支払う
- 基準時間より稼働時間が少なかった場合は、予め決めた金額からマイナスした金額を支払う
基準時間とは「働くと約束した時間」のこと。精算幅と呼ぶ。
IT系のフリーランス求人情報で「精算幅:140-180時間」というような表記をよく見ると思います。
基準時間とは「140-180時間」という時間のことです。この標記の場合は、「月のうち140時間から180時間は働いてね」ということを意味します。
この基準時間のことを「精算幅」と呼びます。
月の勤務時間が、精算幅内であった場合は、予め決められた金額を支払うことになります。
基本単価100万円/月で、精算幅は140-180時間です。
今月は160時間働いたので、精算幅内の勤務時間でした。
基本単価である100万円の請求をさせてもらいますね。
精算幅で収まらない場合の金額計算。控除単価と超過単価の計算方法
では、勤務時間が精算幅内に収まらない場合はどうすればよいのでしょうか?
多く働いた分は多く支払います。多く支払う分は超過単価、少なく支払う分は控除単価を使って計算します。
控除単価は、精算方法によって計算方法が異なります。
詳しくみていきます。
控除単価と超過単価の計算方法は2パターン。上下割と中間割
控除単価と精算単価は以下2つの方法で計算するのが主流です。
- 上下割
- 中間割(中割と呼ぶこともあります。)
「上下割」は精算幅の下限時間と上限時間を使って計算し、「中間割」は精算時間の下限時間と上限時間の中間の数字を使用して計算します。
先程の「単価100万円/月」、「精算幅140-180時間」では以下の単価になります。
精算条件に「10円未満切り捨て」や「精算時間は15分単位」などの条件をつけることもよくあります。
精算金額はエクセルで計算しよう!※エクセルは下部にあります。
実際に計算してみよう!エクセル計算ファイルはこちら
実際に精算幅や単価がわかっている場合の金額を計算してみます。
計算できるエクセルサンプルを添付します。
画像のような計算ができるので、会社にフォーマットがない場合は参考にしてください
SESの営業に慣れてくると契約数がふえてきて、普通の営業であっても20稼働/月くらいはこなせる用になります。
その場合は、1つ1つ計算するのは大変なので、エクセル等でまとめて計算してしまいましょう。
※本資料によって生じたトラブルは一切の責任を負いませんのでご了承ください。
まとめ
精算幅についてまとめてみましたがいかがでしょうか?