SES営業の最初の仕事はIT用語の理解をすることです。
IT用語の理解は、各SES企業にある教育資料などを見て深めていくものです。ですがその資料だけでは学習が難しいのではないでしょうか。
最近、そんな相談を受けることが増えてきたので、IT用語のインプット方法をこちらでご紹介していきます。
※働くことに対してのマインドやロジカルシンキングについての書籍はこちらを参考にしてください。
IT用語を理解するまでの順番を考えよう
目的に合わせた学習方法を考える。どのレベルまでIT用語を理解すればよいのだろう?
「IT用語がどの職種と関係あるか理解している」 状態になろう
IY用語の学習は、契約を取り、売上を作るために行います。直接的な目的が何であれ、最終的には売上のために学習するんですよね。
売り上げを作るためには何が必要かを改めて考えてみます。
売上を作る →契約を取る →案件にマッチした人材を提案する →案件を獲得する
基本的には上記の流れで売上を作っていきますよね。(これより前のステップはありますが、説明の都合上ここまでのステップにします)
このステップのうち、IT用語の理解が必要になるのは以下のステップです。
- 案件にマッチした人材を提案する
このときに必要なIT用語理解のレベルは「IT用語がどの職種と関係あるか理解している」というレベルです。意味はわからずとも、そのレベルにあれば人材を紹介したり、マッチしているかの最低限のチェックはできます。
最低限のレベルで業務を回して、IT用語の真の理解は実務を通じて習得していきましょう。
そうなると、最初に必要なことは 「IT用語がどの職種と関係あるか理解している」状態になって、最低限業務遂行に問題無いレベルに最速で到達するという ということになりますよね。
目的に合わせた勉強の順番を考える
「IT用語がどの職種と関係あるか理解している」状態になるという目的に対して、最速で習得するには以下の順で覚えていきます。
- 職種のイメージを固める(入社半月目まで)
- 職種で使うIT用語を理解する(入社1ヶ月目まで)
- IT用語を理解する(入社2ヶ月目まで)
- IT用語を深く理解する(入社3ヶ月目以降)
最初はざっくり全体像を掴むために職種のイメージを理解して、徐々に職種のイメージ、IT用語の理解をしていこうという流れです。
IT用語の学習全体を通して重要なことは、「IT用語がどの職種と関係あるか」を意識しながら学習することです。常に目的に合わせた学習をしていきましょう。
勉強方法① 職業のイメージを固める
最初は職業のイメージを固めます。
このステップでは職業ごとのイメージを大量の情報から固めていくことが重要です。
結局のところ、「イメージ」というものは主観情報になってくるので、自分の中の観念を固めるために情報を大量に消化することが最も効率的です。
(逆説的かもしれませんが、「イメージの質」を高めるには量が重要です。そしてその量を意図的に増やすことが重要。これはこれまで教育してきた新人が皆同じことを言います。)
職業ごとのイメージを固めるための材料はこちらを参考にしてください。
書籍を使って体系的にIT業界を理解しよう
職業図鑑
子供向けの書籍なのですが、ざっくりイメージを固めるにはこれくらいの書籍から入ったほうがよいです。
ただ、簡単すぎるので、購入しなくても立ち読みレベルでよいかも。会社で1冊購入したり、図書館で借りるなどの対応でよい気がします。ですが、読むと読まないとでは大違い。ぜひ読んでください。
IT業界者向けのキャリアデザイン本
こちらは若手エンジニア向けのキャリアガイド書籍です。開発に関わる者として、どういったキャリアを歩んで行くかの解説書籍になっています。
アマゾンレビューにも記載有りましたが、IT業界初心者の業界理解にはおすすめの書籍です。SES会社で何度か見かけたことがありますので会社においてあるかもしれませんね。
具体的な求人解説がうれしい、IT初心者にもオススメできる一冊
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1TUMC2O5RT46G/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=487783463X
2019年8月13日
タイトルの固さとページ数で、自分のようなIT初心者にも読めるかどうか不安でしたが、とてもわかりやすく、読みやすい本です。
とくに、たくさんの職種を具体的な求人の例といっしょに紹介することで、求められるスキルごとに想定される仕事やその背景にある業界の変遷までをわかりやすく解説してくれています。ほかの業界のキャリア本も、このような形にするとより理解が深まるのではと思わされましたが、同時にITエンジニアの職種が多様すぎるからこその著者の工夫なのだなと感じました。
日々多様化するIT業界でのキャリア、それを考える手助けとしての「職業ガイド」の看板に偽りなしのオススメ本です。
新卒向けの業界紹介本
新卒向けの職業紹介本です。職種というよりはIT業界の理解ですが、「全体像を掴んでから各論を理解する」という学習の基本を理解するにはもってこいの本。
新卒向けのIT業界の流れを掴む本
業界動向とながれを掴むための書籍です。基礎本として読破しましょう。
大量の情報を吸収してIT業界のイメージを掴もう
転職サイトのIT職業図鑑
転職サイトに記載されている職業図鑑です。転職サイトとはいいつつも、新卒向けのサイトも掲載するので参考にしてください。特に新卒向けのサイトは、業界理解がそれほど深くない人に向けてもおすすめできます。
ここでのインプットは量が重要なので、よくわからなくてもとにかく読んでください。いくつもの情報を吸収することで、内容の理解ができるようになります。
勉強方法② 職種で使うIT用語を理解する
言葉として理解する
まずはじめに正しく覚える用語集を決めます。基本的には会社支給の資料になると思います。
もしない場合はこちらの書籍を使ってください。
このステップの勉強量としては、一問一答形式で8割をざっくり解答できればOKです。会社の先輩にテストしてもらってもよいかもしれませんね。
用語を職種ごとに分類する
先程の用語は、丸暗記したのでは意味が有りません。
重要なのは、どの職業で使う用語なのかを理解すること。職種一覧をみながら、その用語がどの職種で使われる用語なのかを確認して行くことが重要です。
勉強方法③ 実務ベースで振り返り、IT用語を理解する
案件元との打ち合わせで教えてもらう
案件元tの打ち合わせ時には案件のヒアリングを当然することになると思います。
この案件ヒアリングは用語の理解を深める絶好のチャンスです。案件元に用語について説明してもらいましょう。このときに、単純に用語の解説を直接的に聞いてしまうと、不勉強なSES営業として取られてしまうので、代替案提示の形で情報を引き出して行きます。「Aという経験は必須だと思いますが、AではなくてBという経験ではだめでしょうか?」のように聞きます。その際にAto Bが似たスキルである必要があります。この質問をするにも、ざっくりイメージがわかっていれば問題なく会話できるのでこれ以前の勉強をしっかりとしていきましょう
わからない単語を調べる
IT業界は日々成長している業界です。日々新たな言語がどんどん出てきます。
新たな言語は知らなくて当然です。知らない言語は勉強してカバーして行きます。会話していて、知らない単語が出てきた場合は、すぐにグーグルなどで調べて理解していきましょう。どうしてもわからない場合は、周囲のエンジニア似解説してもらうと効果的。
このときも、どの職種で使用する用語なのかを意識して覚えていくことが重要です。
まとめ 新人のIT用語勉強方法について
新人のIT用語方法には順番が大切だということを書いてきました。
- 職業のイメージを固める
- IT用語を言語で理解する
- 実務ベースで振り返りを行う
SESの営業はIT用語の習得でつまづく人も多いです。
IT用語の理解をできない人は短期退職することも多いのですが、勉強方法がわからずにIT用語わからない→契約取れないの流れに入ってしまうことで、精神的にきつくなってやめてしまうことも多いように思います。
IT用語の理解を早く行って、楽しく仕事ができるようになることを祈っています!
※働くことに対してのマインドやロジカルシンキングについての書籍はこちらを参考にしてください。
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