【決算】ギークス 売上12.1億円 経常利益2.7億円

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ギークスの第1四半期決算が公開されました。

個人的にはかなり期待感を持ってのIR公開でした!

早速見ていきましょう!

会社全体と各事業の業績をざっくり

会社全体の収支をみよう

まず先に言いたいのは、第1四半期の業績がとても良かったということです。

第1四半期の経常利益は2.7億円ですが、前期の通期経常利益は5.3億円です。

前年の経常利益の50%をこの四半期で達成していることになります。

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS80238/3e3259d0/cf90/4abc/92af/c969d6b449e8/140120190808486113.pdf

今期の計画進捗に対しては利益指標で達成率40%を超えています。

これは今季の貢献はゲーム事業だったので、その点でギークスさん自身も良い意味で期待を裏切られたのではないでしょうか。

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各事業の収支は?

まず事業ごとの業績進捗を見ていきます。

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ゲーム事業がとにかく売れました!

ざっくり見るのであれば、現在は第1四半期なので「計画進捗率」が25%前後の事業は計画どおり進んでいると思っていただいて問題有りません。

(厳密には時期要因等を考慮する必要がありますが、本サイトでは”なんとなくの大枠を掴む”ということに重きをおいているので、そこまでは考慮しません。)

その観点で見ると、

■計画以上 → ゲーム事業

■計画どおり → IT人材事業

■計画以下 → IT人材育成事業、動画事業、インターネット事業

となりますね。

第1四半期の業績では、ゲーム事業が予想以上に伸びたので、会社全体としての業績も大きく伸びているのだと思います。ゲーム事業はギークス全体からみた売上比率が高いので、より大きな貢献をしてくれたみたいです。

IT人材事業は計画通り。IT人材事業(SES)の良いところは、数字を確実に積み上げることができて、事業予測がしやすいところです。

事業予測がしやすいので、投資も(少額かもしれませんが)積極的に行うことができます。

各事業のつながりやサイクルはあるのか

ギークスは各事業を会社サイクルの1機能として捉えています。

(実際にそう扱ってるかはわかりませんが外から見ているとそう見えます。)

IT人材事業で集めた人材(フリーランス)をつかって、ゲーム事業を展開したり、動画やメディア事業を行っています。

このサイクルの良いところは、メンバーの業務委託比率を高く設定できる点です。もし事業を外したとしても、即座にメンバーを減らし、プロジェクト規模を縮小することができますよね。

このサイクルを作れているのは、先発事業として行ってきたフリーランスエンジニア(及びその案件)基盤による功績が大きいです。

新規事業を行う上でのメリット

ギークスは新規事業を行う場合に、優位な状況でスタートすることができます。

  • 案件情報をもっているので、流行っている事業に気づきやすい
  • 要員情報をもっているので、経験者を採用しやすい

こうして考えてみると、リクルートの優位性と近いものがあります。

(リクルートも人材紹介事業に訪れた転職者にたいして、リクルートへの転職をすすめることがよくあります。)

人材事業(SES)を詳しく

IT人材事業はギークスの「計画数字通りの実績を果たせた」というながれでした。

では早速IT人材事業の業績を見ていきましょう。

IT人材事業の実績数字

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第1四半期のIT人材事業売上は3.1億円でした。

ギークスの決算資料は

  • (取扱高)=(上位会社からの受注金額)
  • (売上高)=(取扱高)-(フリーランスへの支払い額)

なので、普段SESを行っている方は

(売上高)=(粗利)

と考えると理解しやすいでしょう。

IR資料から数字を分解してみよう。粗利率と1人月あたりの売上

受注人月が2,782人月なので、1人月あたりは以下の様になります。

合計1人月あたり
取扱高2,010百万円722,502円
売上312百万円112,150円

1人月あたりの取扱高72万円は妥当だなという印象かとおもいます。

皆さんもそのあたりの数字で営業をしていますよね?

ただ、粗利率は16%です。 ※(売上)/(取扱高)から算出

この数字は業界平均と言われている10%から考えるととても高い数字と言えます。

高い粗利率はなぜ実現できるのか

この数字を達成できているのは、フリーランスと直接取り引きしているため、仕入れ原価がを安く抑えることができているのです。ギークスは商流制限を自社で設定しており、基本的にはエンド直、かつフリーランス直の契約しか行いません。

特にフリーランスにおいては、現在も自社のプラットフォームでの集客に力を入れています。

力を入れているというのは、1フリーランスをサイトに登録させるのに、1.5万円をかけているという部分からもわかると思います。

この1.5万円という数字は、アフィリエイトによる1登録の金額です。

他社はお金を払う成果地点は「フリーランスエンジニアの面談」に設定していますが、ギークスは「フリーランスエンジニアがプラットフォームに登録」した時点に設定しているんですね。

アフィリエイトを行う人たちにとっては、「面談」よりも「登録」させるほうが遥かに楽なので、ギークスの広告を積極的に貼ります。

(また、この1.5万円という数字は、「登録」を成果時点にしている他の広告と比較してもかなり高い数字です。)

まとめ。今後の予想

ギークスの今後の予想

あくまで予想ですが、ギークスは今後SES業界の成功モデルとして今後も拡大をしていくと思います。

この様に言うのも、IT人材事業で得た情報をつかって、新たな事業に参入して行くことを予想しているからです。

おそらく将来的には、事業数が急激に増え、人材事業は中核事業であるという見え方ではなくなるでしょう。

SES業界の今後の予想

ギークスがSES業界の成功モデルになると書きました。

これまで他社の状況がわからなかったSESですが、ギークスの上場によって、一定の情報が市場にながれました。(エクストリームありますけども・・)

この情報をつかって、新たに参入する大手企業が増える可能性もあります。

レバレジーズも成功モデルになる可能性ありますよね。

  • ギークス:SESを中心に、他領域の事業を展開
  • レバレジーズ:SESを中心に、人材事業を展開

上記の様に、SESをやっている会社でも、会社拡大の方法は異なります。

どちらを成功モデルとするかは、会社の積み上げた資産と志向によって決まると思います。

最後に

もはや後半の方は私の感想文になってしまいました。笑

皆さんご理解いただいているかとおもいますが、このサイトは個人的な解釈を大きく含みます。

なのでこの情報をあてにして、なにか実害がでたとしても責任は追えません。

株関連ですと慎重にならざるを得ないので断らせていただきます・・・。

また、本文中に事実と異なる点等ございましたらご連絡いただけますと幸いです。

コメント

  1. […] まずはSESの雄、ギークスです。このサイトでも決算情報について書かせて頂いているので、当然ご存知ですよね。 […]

  2. […] まずはSESの雄、ギークスです。このサイトでも決算情報について書かせて頂いているので、もちろんご存知ですよね。 […]

  3. […] 【決算】ギークス 売上12.1億円 経常利益2.7億円・ギークスの決算は好調… […]

  4. […] 【決算】ギークス 売上12.1億円 経常利益2.7億円・ギークスの決算は好調… […]

  5. […] まずはSESの雄、ギークスです。このサイトでも決算情報について書かせて頂いているので、もちろんご存知ですよね。 […]

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