プログラミング言語別 案件ランキング【2019年6月発表】

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先日正社員の求人ランキングについてかきましたが、フリーランス版ありました!

記事公開の直後に公開されていたみたいですね。レバテックさん貴重な情報本当にありがとうございます。

人気1位はやっぱりJava

全体の43.6%をJavaとPHPの案件が占める。Javaは前年に比べ6.7ポイント増加
JavaScriptが12.9%のシェアで第3位にランクイン
PHPは2.1ポイント、Objective-C/Swiftは2.3ポイントの減少
Pythonは2.3ポイントシェアを拡大

https://freelance.levtech.jp/guide/detail/469/

1. Javaの人気根強く、BtoB、BtoCどちらにも対応。フロントエンドエンジニアの確保は各社難航

シェア第1位のJavaは、システム開発やWeb開発、アプリケーション開発など幅広く使用されている人気のプログラミング言語です。応用力のある言語として人気は根強く、SIerなどが扱う大規模BtoBシステムなどで採用されるケースが多々あります。

また、近年ではSIer正社員からWeb系企業への転職やフリーランスとしてキャリアチェンジするエンジニアも多く、Javaエンジニアの確保が比較的容易なことからBtoCシステムでも採用されることが多々見受けられます。

今回の調査でシェア第3位にランクインしたJavaScriptは、トレンドの移り変わりが激しいフロントエンドの言語です。そのため各企業は人材の確保が追いついておらず、即戦力としてフリーランスのエンジニアを募集しています。近年ではクライアント側もサーバー側もJavaScriptで実装する事が可能となり、人気はさらに高まっているため、今後も需要増加が見込まれます。

2. 即戦力の人材を求めるPython案件

前年から2.3ポイントシェアを増加したPythonは、サーバーサイド開発、ブロックチェーン、機械学習、データクレンジング、業務改善ツール作成など幅広く案件が発生しています。特にデータ分析系の案件は需要が高く、特にデータサイエンティストは争奪戦となっています。Pythonのフリーランス案件は正社員の募集と違い即戦力を求めることが多く、未経験で応募可能な案件は少ない傾向にあります。

3. 各業界で見込まれるVR需要によりUnity案件は増加が予想。一方でiOS案件は頭打ちか

今後成長が予想されるVR市場は、大企業からスタートアップ企業までが注力している分野であり、教育、医療、介護など幅広需要が増加すると考えられます。これまでゲームを中心としたアプリ開発で用いられることの多かったUnityのシェアは、ほぼ横ばいの傾向にありましたが、VR領域でのUnityに精通したエンジニアの需要は今後高まることが予想されます。

日本で絶大なシェアを誇っていたiOSは、2014年にApple社によりコードがシンプルなSwiftが開発されて以降、Objective-CからSwiftへ移行する流れが加速していました。しかしながらここ数年、Androidの世界的なシェアと、日本国内でのAndroid需要の増加という背景からiOS案件の数は頭打ちの傾向にあり、前年比2.3ポイントシェアを縮小しています。

https://freelance.levtech.jp/guide/detail/469/

正社員版との差分はなにか?

正社員とフリーランスの求人で基本的に使用している言語は同じみたいですね。

細かく見ていくと差分があるので見ていきます。

伸びている言語

正社員で伸びていた言語はJava,Python,Unity,Rubyでした。

フリーランスではJava,Python,C#が伸びているようです。

Rubyはフリーランスでは伸びていないんですね。

正社員版の記事に書いて有りましたが、Rubyは若手エンジニアの使用している言語で有り、若手エンジニアを採用するために求人が増えているのような記載がありました。

若手エンジニア採用は育成枠なのでしょう。戦力を求めるフリーランスや業務委託の案件では、若手育成枠は不要なので、Rubyの受領があまり伸びなかったのかもしれません。

もう少し時間がたつと、Rubyで開発することがスタンダードになり、開発人口も増えてくると思います。そうなったときに業務委託案件が増えるのではないでしょうか?

また、正社員はUnityが伸びていて、フリーランスはC#が伸びていますね。この部分については区分けが記載されていないのでなんとも言えません。というのも、Unityの多くはC#で動かしているので、Unity案件とC#案件はまとめて良いのではないか?という解釈もできるからです。

HTML需要が急落

HTMLの案件数が半数以下になっています。(1/3くらいになっている気が・・・)

社員版でも下がっているのですが、ここまでの下げではありません。半数にもなっていないかな。

これはネイティブ案件の増加に伴って、WEB案件の比率が下がっていたり、HTMLは比較的かんたんな技術なので、若手エンジニアの育成にやらせているのかもしれません。Rubyは若手採用だって言っているので、その人たちにやってもらうのかな。

正社員版と同じところはなにか?

Java,Pythonが伸びている

JavaとPythonは伸びているんですね。この部分については市場に高スキルの人材が居て、かつ言語が得意とする領域(ブロックチェーン、AI等)が伸びているので理解できます。

PHPの減少

PHPの需要がなくなってきています。

もともとPHPはサーバーサイド言語としては比較的簡単といわれてきました。

その中で普及してきたのですが、より簡単と言われているRubyが台頭してきているという背景があります。また、PHPの運用保守案件がこれまではありましたが、「PHP自体はもう機能として完成してしまったので、運用保守はインフラやデータベースエンジニアに担当して貰えばよい」という会社が増えてきたのも要因と言えます。

今後SES営業はどうするべきか

これらの情報を持ったSES営業は何をすればよいのでしょうか?

今回の情報から得られる未来予測は

  • PHP案件は減少トレンド
  • Java,Pythonは長期的に需要がありそう
  • Unity(C#)は現時点では需要がある
  • Rubyは直近ではなく、将来的なサーバーサイドの中核言語になりそう

と言ったところでしょうか?

対エンジニア

結局業務委託と言っても、会社人事からすると採用には変わりないので、

減少トレンドにある言語は需要が下がり、増加トレンドにある言語は需要が増えます。

なので、減少トレンド(PHP)エンジニアには他の言語(Java,Python,Ruby)を習得させます。

ただし、これは出身や現在の現場によって、おすすめする言語が代わります。

PHPでゲーム業界出身者であればUnity習得したほうが現在の現場及び、将来の案件獲得でも活きるでしょう。

対カスタマー

今後伸びてくるである言語を得意とするパートナー企業(BP)を集め始めます。

優先的に要員を出してくれる程度に仲良くなるには、2,3年の期間が必要です。

その期間を見た上で営業活動をしていきましょう。

対クライアント

現在のクライアントが、どの程度の期間に渡って案件提供をしてくれるかのリストを作成します。

このときの未来予想での評価が低い会社は注力しても、長期的にみて、回収できる金額が少なくなってしまうので、非注力にずらし、新たに注力企業を探しましょう。

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