なぜSES営業のマネージャーは新人を潰すのか

ノウハウ

新メンバーが会社にはいってきて、僕も先輩になりました!

後輩ができたんだね!

先輩として求められる仕事がもっと増えて行くだろうね。

そうですが、先輩として何をして良いかわかっていないんです。助けてください!

SESの新人によくある状況

よくある新人教育の流れはこんな感じだと思います。

  1. SES業界の構造をレクチャー
  2. 営業の流れをレクチャー
  3. 営業同行を数回
  4. 新規開拓を行う

4の新規開拓についてですが、だいたいは新規開拓を行うことになります。

理由としては、現在会社で持っている取引先は、他の営業が担当しているので新人には回ってきません。

また、自社でプロパー社員エンジニアを抱えている場合であっても、担当営業がついているのでプロパーは抱えることができないのが大半になります。

なので新人自身で営業リストを作成して、面談に行き、案件や要員情報をもらうことになると思います。

これは現状のSES業界に策もなく飛び込むのと変わりません。

商流が深くなり、単価が合わず、半年くらい契約がとれないということもザラにあります。

状況をまとめると

  • 新規開拓営業を行うことになる→商流が深くなり、単価が合わない
  • プロパー社員エンジニアをもらえない→商流が深くても問題にしない企業にしか提案できない
  • 先輩社員は自身の営業で手一杯なので教えて貰うことができない→組織として動こうとしていないので、助けを借りることができない

結構厳しい状況なんだろうなと思います。

ダメ上司によくある状況

新人には上司や先輩がつくわけですが、その上司も先述の環境で育ってきた人が多くいます。

その先輩は人間性としてどこか優れていて、今の実績を作ってきたのだと思います。

ただ、すべての人間がそういった環境で頑張れる人ばかりではないので、フォローをする必要があります。

だけどもフォローをしてもらったことがないので、フォローができない・・・

なので新人が育たず、上司自身の仕事が楽になりません。

上司になる人自身は、自分の仕事を楽にするためにも、新人育成に力を注ぐべきです。

部下を持ったら最初にすること

まず最初に組織としてのゴール像を明確にします。

全体の組織像は明確にできないまでも、一人前と言える営業メンバーが何をできるのかというのを明確にすることは簡単だと思います。

この明確にした「営業メンバーが行うべきこと」が新人メンバーができるようになったら上司は仕事が楽になりますよね?

なのでこの「営業メンバーが行うべきこと」を全員がマスターするための研修プログラムを作ります。

研修プログラムと言っても、簡単なもので良くて、作業手順書をつくってあげるとかそういうレベルで構いません。

つくったプログラムで新人を教育し、その新人がプログラムを磨きます。

その新人は自分が上司になったときに、新たな新人にプログラムをつかって教育する訳ですね。

まとめ

新人には頑張り方と頑張った分の成果が出る環境をつくってあげましょう。

頑張り方というのは教育プログラムであり、成果が出る環境というのはその教育プログラムを利用できる環境です。

新人のかたも、会社を選ぶときの指標として教育プログラムについて調査してみてはいかがでしょうか?

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