SES営業は比較的不人気の職業と言われています。
しかしその人気に反して、大手人材会社で事業を見たり、実際にSES組織を構築した私としては、
SES営業経験者はとても魅力的な人材に見えます。
そんな不人気職業のSES営業が、なぜ転職市場において魅力的なのか考えていきます。
もちろん、会社や個人に差が出ますので採用担当者は割り引いて読んでください。
SES営業の方は、これらの能力や経験を積めないと、転職するときに良い条件での転職はできないと思ってください。
ビジネスの全体像を把握している
SES営業の最大の強みは「ビジネスを1人で回す経験をしている」です。
事業部(営業や人材/案件の仕入れ)、法務、経理、人事、組織の構築など、会社組織全般の業務経験をすることができます。
SES営業が企業しやすいと言われているのも、一人で会社組織の全般業務を行っているからです。
この経験は、 組織作りや、会社/事業の仕組みづくりに多いに役立ちます。
他業界の営業と比較すると、
例えば、大手人材紹介の会社に就職したとして、企業担当や求職者担当など、事業のごく一部しか経験することができないでしょう。
早期にマネジメントを経験できる
SES営業は、新卒2年目で2,3人の部下がつくことが一般的かと思います。
他の営業メンバーをマネジメントして数字を作るという経験を若いうちからできます。
どんなに小さい組織であっても、若いうちからマネジメントを経験しておくことで、他企業の事業を見る視座が大きく変わります。
事業の仕組みを構築できる
SESを行っている会社は小さな会社が多いです。
そのため、事業の構築に大きく関わることができます。
- 営業組織の構築
- 営業タスクの仕組み化/一般化
- PL管理
これらは「ビジネスの全体像を把握している」と内容はかぶるのですが、
これらを自分自身の手で改善して行くことができるのがSES営業をやる上での醍醐味です。
どんな転職先があるんだろう
これまであげてきた経験をしてきた営業はどんな転職ができるのでしょうか?
- 新規事業立ち上げ
- 営業マネージャー
- 採用マネージャー
どんな人でもいきなり事業責任者は難しいとおもうので、ここではマネージャーとさせていただきました。
3つ書いてみましたが、ここではあえて業界の特定をしていません。
これまで記載した経験があれば、基本的にはどの業界にでも転職はできます。
転職するときのコツは「経験を活かして業界の軸をズラす」です。
自分の持っている経験を欲しがっている業界に転職すると年俸はあげやすいよということですね。
SES営業で得る上記の経験は、どの業界でも必要とされているスキルに繋がります。
逆にいうと、SES営業をやっていて、これらの経験を習得できない場合は転職は難しいと思ってください。
SES営業がつまらないと思っている人は、今回の経験を得ることができているか考えながら仕事と向き合って見てはいかがでしょうか?
きっと仕事の面白さがわかってくると思います。
転職を考えている人におすすめの書籍
転職を考えている人におすすめの書籍です。転職市場の考え方や年俸についての考え方が変わります。一度読んでから転職やキャリアについて考えるとこれまでの行動を正しく振り返ることができます。
コメント
[…] […]
[…] […]